一般社団法人日本超音波骨軟組織学会  Tha Japanese Society of Bone and Muscul Ultrasound

第17回学術総会(全国大会) 大阪開催

会場は毎年開催させて頂いている富士通関西システムラボラトリでの開催となり、総勢約125名の参加で開催されました。
今回は招かざる台風21号の太平洋沿岸の北上が有り、空路が絶たれたり、JRのダイヤが乱れたりと厳しい天候の中、多数ご参加頂きまして深く御礼申し上げます。

日時
平成29年10月22日(日) 9時45分から16時00分まで
場所
富士通関西システムラボラトリ4階 大会議室

【開会の辞】

澤田 規 大会長・理事(京都府)

【会長挨拶】

山田 直樹 学会会長・理事(愛知県)

山田直樹会長は〝関係者および参加者の皆様、発表者の皆様は日頃の業務の合間を縫って研鑽を積んでこられた事と思う。本会では、学会認定資格としてエコー画像の読影力を問う〝基礎運動器系超音波技師〟の他、超音波画像診断装置による臨床技術を問う〝臨床運動器系超音波技師〟という2種類の認定資格を発行しています。 厚生労働省から柔道整復師の誤診に関する通達文が出ています。これは超音波を使った読影の未熟さがもたらした症例として注意喚起がありました。教育セミナー等で常々伝えているように理学所見をありきでエコーを見ることが大切であり、理学所見をきちっととってその上で超音波を正しく使用し有効活用できるよう認定資格制度等を利用し正しいエコー画像の読影力を身に付けて頂きたい。この学術総会で様々なものを吸収して明日からの診療に活かしていただきたいと激励した。

【基調講演】

座長:澤田 規大会長・理事(京都府)
『よくある異常歩行パターンと発痛源診断』
運動器機能解剖学研究所 代表 林 典雄 先生
運動器機能解剖学研究所 代表 林典雄先生にお越しいただき、『よくある異常歩行パターンと発痛源診断』と題しご講演をいただきました。
ご講演では、股関節周辺疼痛、膝関節周辺疼痛、それぞれにおいて頭に浮かべるべき組織の超音波評価とともに、圧痛を主体とした鑑別方法についてご説明いただき、参加された皆様は熱心に傾聴されていました。

【研究発表 第1部】

座長:
大原 康宏 理事(福岡県・左)、勝田 淨邦 理事(福岡県・右)

*印が発表者となります

1)「大腿部筋厚と膝関節最大屈伸力との関係性」
宝塚医療大学保健医療学部 *吉田 翔伍(奈良県)
              立山  直(大阪府)
              澤田  規(京都府)
2)「柔道整復師養成機関における超音波教育法の検討
  ―指導法の違いが教育効果に影響を及ぼすか―」
宝塚医療大学保健医療学部        *立山 直(大阪府)
                     吉田 翔伍(奈良県)
                     澤田 規(京都府)
おくやま整骨院、宝塚医療大学保健医療学部 奥山 建志(大阪府)
3)「超音波観察による脛骨粗面骨折早期発見の有用性」
帝京科学大学東京柔道整復学科、帝京千住接骨院 *髙橋 達徳(東京都)
                        小黒 正幸(東京都)
                        原 明弘(東京都)
帝京科学大学東京柔道整復学科          行田 直人(東京都)
京千住接骨院                  鈴木 愛帆(東京都)
4)「肘内障整復操作の考察-橈骨頭-橈骨輪状靭帯間隙のエコー画像から-」
おくやま整骨院             *柴垣 智啓(大阪府)
おくやま整骨院、宝塚医療大学保健医療学部 奥山 建志(大阪府)
宝塚医療大学保健医療学部         澤田 規(京都府)

【研究発表 第2部】

座長:
金田 晋 理事(愛知県・左)、奥山 建志 理事(大阪府・右)

*印が発表者となります

5)「第2区画を通る走行変異に伴って発症した長母指伸筋腱鞘炎-超音波観察が有用だった1例-」
川﨑接骨院、帝京短期大学 *高埜 康則(東京都)
              橋本 泰央(東京都)
川﨑接骨院、帝京平成大学  川﨑 一朗(千葉県)
6)「膝内側半月板損傷における定量的評価方法の検討」
明治国際医療大学 臨床柔道整復学講座 *川村 茂(京都府)
専門学校 浜松医療学院         錦織 輝礼(静岡県)
日本体育大学保健医療学部整復医療学科 伊藤 譲(神奈川県)
7)「Overpronationを起因としたアキレス腱変性の経過観察」
もずがはな整骨院 *河本 勝成(岡山県)

今年の研究発表は2部構成7演題のエントリーとなり、各会員から長期にわたる研究成果が発表されました。各発表とも非常に興味深い話が多く、各発表終了後には座長主導の元、フロアから沢山の質問が飛び交う場面もある等、非常に盛況な「研究発表の部」となりました。

【教育セミナーの部】

講師:山根 款 学会認定講師(大阪府)
「教育セミナー」-(足関節)-

教育セミナーの講師として本会の認定講師である山根款先生により実施いたしました。
初めに山根先生より超音波画像診断装置の特徴やルール、用語の説明、解剖などの超音波観察の基本を解りやすく説明して頂きました。 後、足関節に焦点を絞って各部位の観察方法等を細かく解説して頂きました。セミナー後半は参加者が各所に用意された超音波画像診断装置に集まり、熱心にインストラクターから実戦形式で使用方法の指導をしていただきました。

【優秀発表(最優秀賞、優秀賞)の表彰】

竹市 勝 学会副会長・理事・諮問委員、国士舘大学教授(東京都)

最後にJSBMの竹市勝副会長より優秀発表として優秀賞2名が発表され、学術総会は盛況のうちに終了しました。
表彰に関しては、都度、理事の投票で決められておりますが、今回の投票では、表彰された2名の方の発表にはどちらも甲乙つけ難く、結果、票が割れる事となり、複数回の再投票を行ったにもかかわらず決める事が出来ませんでした。 審議の結果、今回はやむを終えず、最優秀賞者は設けず優秀賞を2名とする事となりました。

優秀賞① 2017年(平成29年)第17回学術総会(全国大会)優秀賞
高埜 康則 会員(東京都)
優秀賞② 2017年(平成29年)第17回学術総会(全国大会)優秀賞
川村 茂 会員(東京都)

 

【閉会の辞、連絡事項】

竹市 勝 学会副会長・理事・諮問委員、国士舘大学教授(東京都)

本年度の残りの催事への参加の勧めのほか、平成30年3月18日実施の基礎運動器系超音波技師試験、前日に実施された第4回「臨床運動器系超音波技師」試験等一つの目標として勉強していただければと述べられました。
台風による悪天候の為、閉会時間を繰り上げて閉会となりましたが最後まで熱心にご参加いただき有難う御座いました。

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