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第3回 東日本支部北陸分科会
2011/12/07 更新
石川県地場産業センターにおいて、11月20日第3回 東日本支部北陸分科会が、雨天にもかかわらず総勢66名の参加者を得て開催されました。
【開会の辞】  今回で北陸の分科会開催は第3回となります。我々の学会も徐々に会員数も増え、会員約1200名となっており、北陸でも聴講して下さる方が増えてきているのが現状です。この学会が皆様に良い情報を提供できる様に我々執行部一同頑張ってまいりますので、これからも宜しくお願い致します。
あと、今日の基調講演ですが楽しみなのは、ドップラー関係が奥野先生、臨床関係が長尾先生、バイオメカニズムの分野から川上先生というように顔ぶれが揃い、非常に興味あるお話が色々出てくると思いますので、今日一日皆さん楽しんで勉強して下されば良いと思っております、それでは今日一日宜しくお願い致します。と言う開会のご挨拶を、佐藤 和伸 副会長・東日本支部支部長より頂きました。
佐藤 和伸 副会長・東日本支部支部長 佐藤 和伸
副会長・東日本支部支部長
【基調講演 Ⅰ】

                司会:坂本 哲也(埼玉県)

「血管撮影から見た血流評価」
   クリニカET血管内治療部  奥野 祐次 先生


 超音波カラードップラーと血管撮影の所見を交えながら、運動器における血流観察の意義と有用性をお話し下さいました。講演後にも多くの質問が寄せられ、炎症部分に血流が増幅する事は必ずしも良い事ではない等、血行を良くする事で治療するという我々柔道整復師の手技療法への新たな認識を与えられたり、血管が増えてるかどうかで運動を控える様に指導ができる等、超音波カラードップラーの必要性を感じさせられる非常に奥深い内容となりました。

司会:
坂本 哲也 先生
講演者:
奥野 祐次 先生
基調講演の様子基調講演Ⅰの様子
【基調講演 Ⅱ】

                司会:佐藤 和伸(東京都)

「関節脱臼とその治療法」
   クロス病院 整形外科部長  長尾 秋彦 先生


 関節脱臼の正しい判断と適切な初期治療、早期復帰を目指したリハビリテーションについて画像診断や解剖モデル、術中所見を用いて解説下さいました。

 様々な症例を通して、手術を含めた多くの治療や固定方法を紹介頂き、解剖を良く理解して超音波による正確な判断に基づいた治療を行う事、最新の治療に精通した的確な対応を行う事の重要性を感じさせる内容でした。

司会:
佐藤 和伸 先生
講演者:
長尾 秋彦 先生
基調講演の様子基調講演Ⅱの様子
【基調講演 Ⅲ】

                司会:曽山良之輔(新潟県)

「運動中の筋膜・腱膜の挙動:超音波法による可視化の試み」
   早稲田大学科学学術院教授  川上 泰雄 先生


 電気刺激による筋収縮を筋肉の種類ごとに図・グラフで解説頂きました。今までの恊働筋をそれぞれが独立した収縮装置とみなした前提では説明できない知見が現れ始めている事、張力伝達機構を可視化しようとする研究や、その機構としての骨格筋群を念頭においた解釈等をお話し下さいました。

司会:
曽山良之輔 先生
講演者:
川上 泰雄 先生
基調講演の様子基調講演Ⅲの様子
【教育セミナー】  昼食休憩をはさみ、プログラムは教育セミナーの部へと移りました。

  入門編第2章ー「上肢(健常例)」ー
         講師:柳田 雅彦(茨城県)

講師:
柳田 雅彦 先生
 プログラムは最後の教育セミナー初級編「下肢」の部へと移りました。
 今回の初級編は「下肢」をテーマに行われました。

  初級編ー「下肢」ー
     講師:新井 達也(埼玉県)
              インストラクター:徳田 仁志(石川県)、木下 真道(石川県)
                       菊本 智史(愛知県)、曽山良之輔(新潟県)

講師:
新井 達也 先生
教育セミナー「初級編」の様子 教育セミナー「初級編」の様子
【開会の辞】  坂本 哲也 理事より閉会のご挨拶があり、第3回北陸分科会は無事終了致しました。
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