日本超音波骨軟組織学会 第4回定時総会/西日本支部学術集会
5月13日大阪市内で開催

2007/05/13
 
 
   平成19年5月13日(日)、大阪市の森ノ宮医療学園専門学校7階講堂にて、日本超音波骨軟組織学会第4回定時総会および西日本支部学術集会が開催されました。  
     
 
【開会・連絡事項】
竹市 勝 学会理事・諮問委員
 
     
   91名の参加者で開催された今学会は、竹市 勝 学会理事・諮問委員による開会および連絡事項で幕を開けました。連絡事項では、今年度から開設された教育セミナー『入門編』についての説明がありました。  
     
 
会長挨拶
中村 辰三 学術博士・森ノ宮医療大学副学長・教授
 
     
   その後、本学会会長の中村 辰三 学術博士・森ノ宮医療大学副学長・教授よりご挨拶をいただきました。多数の先生方が本学会に参加されたことへの感謝と、新たに開設された入門編を含む教育プログラムへの積極的な参加を呼びかけられ、学会参加を通じてたゆまぬ研鑽を積むことを望まれるという言葉がありました。  
   
 
 
【記念基調講演】
【当院で行った超音波検査 パートU】
古東 司朗 古東整形外科・内科院長、医師
 
     
   そして、古東整形外科・内科院長、医師の古東司朗先生による記念基調講演が始まりました。筋損傷から始まり骨化性筋炎、前距腓靭帯損傷、滑液包炎、結晶誘発性関節炎、腱付着部炎、オスグッドシュラッター病、さらにはハグランド病などといった症例をレントゲン、MRI、超音波画像を多数交えて丁寧にご説明されました。
  開業直後から超音波診断装置を導入され、既に16年間使いこなして来られた古東先生ならではの、貴重なご講演でした。

 
     
 
【症例検討会】
「肉離れのリハビリ開始時期と
エコー像について」
「半月板のプローブ走査に関係
した症例」
「膝蓋骨後面
アプローチ法による症例」
増田 雅保(大阪府) 丸山 功(大阪府) 金田 晋(愛知県)
 
     
   記念基調講演が終了した後、本学会会員3名による症例検討会が開催されました。症例検討会は、増田 雅保先生による「肉離れのリハビリ開始時期とエコー像について」から始まり、丸山功先生による「半月板のプローブ走査に関係した症例」、そして金田晋先生による「膝蓋骨後面アプローチ法による症例」といったそれぞれの検討課題に対し、会場内全員で意見を出し合う形式で行われました。
 日頃の疑問や新たな知識の獲得、他の方の取り組み状況なども知ることが出来ることから、会場内の皆様は症例検討会に真剣に取り組んでおられました。
 
     
  【第4回定時総会】  
     
   
     
   昼食休憩の一部を利用して、第4回定時総会が開催されました。総会では、計8つの議案が賛成多数で可決されました。  
     
  【教育セミナー『入門編』】  
 
   
 
     
   昼食休憩を挟んで、午後からは教育セミナーが行われました。『入門編』は6階601教室で行われ、音響工学やプローブワークの方法といった基礎を、参加者の先生方は熱心に勉強されておりました。
 
     
  【教育セミナー『初級編』‐上肢‐】  
   
     
   7階講堂で行われた『初級編』では、チェックシートの課題に沿って、参加者が正確にプローブワーク出来るか、実際の超音波観察装置を用いて行われました。今回の初級編の課題は『上肢』。初級編に参加された先生方は、プローブを手に取り、指関節、手関節、肩関節の描出といった課題習得に、一生懸命取り組んでおられました。  
     
  インストラクター: 金田 晋(愛知県)、大原 康宏(福岡県)、早川 浩実(千葉県)、小林 拓也(大阪府)、
丸山 功(大阪府)
 
     
  【閉会の辞】  
   最後に、増田 雅保 学会副会長・西日本支部長による閉会の辞により、日本超音波骨軟組織学会第4回定時総会および西日本支部学術集会は終了しました。