JSBM日本超音波骨軟組織学会 東日本支部 第5回 北海道分科会が
札幌市内で開催されました。
2007/06/24
 
     
   
     
   平成19年6月24日(日)、札幌市豊平区の北海道立総合体育センター(きたえーる)の2階大研修室において、第5回 北海道分科会が開催されました。総勢34名で開催された今学会は、まず嶋木 敏輝 学会副会長・東日本支部支部長による開会の辞で幕を開けました。  
     
 
【開会の辞】
嶋木 敏輝 学会副会長・東日本支部支部長
 
     
   開会の辞では、会場の都合で急遽入れ替わったプログラム変更について、再確認が行われました。また挨拶の最後には、「今後も全国に超音波を広めるべく、積極的に学会を開催していきたい」という意欲と、より多くの積極的な参加を募りたいという熱い思いが表明されました。

  この後、2つの会場に分かれ、2階中研修室では教育セミナーの新パート『入門編』を、大研修室では恒例となった教育セミナー初級編シリーズ『上肢』が開始されました。
 
     
 
【教育セミナー『入門編』】
講師:柳田 雅彦先生 講師:曽山 良之輔先生
 
     
   教育セミナー『入門編』では、柳田雅彦先生と曽山良之輔先生を講師にお迎えし、音響工学やプローブワークの基本といった基礎情報をプレゼンされました。後半は、操作や画像に慣れていただくために、実際の超音波観察装置を用いての実践講義が行われました。参加者は不慣れながらも、真剣にプローブワークに取り組んでおられました。
 未導入者はもとより、見よう見まねで使用されている方、あるいはすでに初級編を修了された方にも、安全に正しく超音波観察装置を活用していくのに必要な知識が満載のこの『入門編』は価値があるはずですが、今回はアナウンス不足で、参加者が少なかったのが残念でした。
 
     
 
 
     
 
【教育セミナー『初級編‐上肢‐』】
坂本 哲也先生
 
     
 

 教育セミナー『初級編‐上肢‐』では、坂本哲也先生を講師にお迎えし、上肢観察に必要な解剖知識と症例の解説が行われました。その後、チェックシートに掲げられた3つの課題(結節間溝、リスター結節、上腕骨外側上顆)を、参加者が正確に描出出来るまで、実際の超音波観察装置を用いて実習が行われました。7台の超音波観察装置の周りで、参加者が課題習得に真剣に取り組んでいました。

 
     
 
 
 
 
     
 
インストラクター: 佐藤 和伸先生、石田 岳彦先生、嶋木 敏輝先生、新井 達也先生、
工藤 重孝先生、重原 浩貴先生
 
     
 
【パネルディスカッション】
 
     
 
プレゼンテーター@ プレゼンテーターA プレゼンテーターB
石田 岳彦先生 坂本 哲也先生 工藤 重孝先生
 
 
プレゼンテーターC プレゼンテーターD
西家 洋昭先生 佐藤 和伸先生
 
     
   昼食休憩を挟んで、午後からはパネルディスカッションが行われました。「前距腓靭帯」をテーマとして取り上げ、解剖図や超音波画像などを用い、5人のプレゼンテーターが個々にご自分の探究方法と考察結果を発表されました。
 発表後は、参加者全員を交えてのディスカッションが行われました。途中、プレゼンテーター同士の議論も盛り上がり、会場内は興奮が冷めやらぬ状態でしたが、超音波観察に取り組む上で必要とされる、たゆまぬ探究心と最新知識の取得の大事さを感じさせる大変参考になるものでした。
 
     
 
 
     
 
【閉会の辞】
竹市 勝 学会諮問委員・理事
国士舘大学准教授
 
     
   最後に、竹市 勝 学会諮問委員・理事による閉会の辞により、JSBM東日本支部第5回北海道分科会は無事終了しました。