日本超音波骨軟組織学会 西日本支部 第3回 中国四国分科会が
広島市内で開催されました。
2007/07/08
 
   平成19年7月8日(日)、広島市内にある広島国際大学国際教育センター6階600A号室において、西日本支部第3回中国四国分科会が開催されました。今回は午後からの開催ということもあり、限られた短い時間の中での凝縮された内容となりました。  
     
   
     
  【開会の辞】  
 
増田 雅保 学会副会長・西日本支部支部長
 
     
   増田雅保学会副会長・西日本支部長による開会の辞に始まった分科会は、まず症例検討会の部へと移り、会員3名による症例発表が行なわれました。
 
     
 
【症例検討会』】
1.「指骨折の治癒機転(左第2指DIP骨折においての修復過程について)」
松浦 豊先生
 
     
 
2.「オスグッド病の年代別形状と超音波観察」
宮本 泰昭先生
 
     
 
3.「経過良好な肉離れと不良な肉離れのエコー画像」
増田 雅保先生
 
     
   症例発表のプレゼンテーションでは、地元広島県の会員である松浦豊先生の「指骨折の治癒機転(左第2指DIP骨折においての修復過程について) 」、続いて宮本泰昭先生の 「オスグッド病の年代別形状と超音波観察
」、最後に大阪府から増田雅保先生による「経過良好な肉離れと不良な肉離れのエコー画像」が発表されました。
今回の分科会は、参加者が少なく初心者も多かったようで、質疑応答でもあまり活発な質問の投げかけや意見交換はありませんでしたが、発表された各先生方の日常診療で収集された症例データが紹介され、ご聴講された参加者には貴重な内容であったと思います。
 
     
 
【教育セミナー『初級編』】
  
 
     
   その後、分科会は教育セミナーの部へと移りました。「初級編(上肢)」は引き続き、6階600A号室で開催され、講師には増田雅保先生が就かれました。初級編を受講された参加者数が予定よりも少なかったため、指導には増田先生がお一人であたられ、各部位のアプローチ法などを熱心に実技されました。  
     
 
【教育セミナー『入門編』】
 
     
   また、これと並行して今年度より新設された「入門編」では、4階の400号室へ会場を移動し、大原康宏講師を迎えて、実際の超音波画像等も含めた音響工学の基礎が丁寧に解説されました。
  超音波診断装置に一度も触れた事のない方はもちろん、すでに使用しているが基礎知識が充分でなく、改めて音響工学から学びたいという参加者にとっても、非常に有意義なセミナーであり、今後、この入門編への参加者が増えることが期待されます。
 
     
 
【閉会の辞】
大原 康宏学会理事
 
     
   ひと通りのプログラムも終了し、最後に大原康宏理事による閉会の辞が行なわれました。
 今年度、8月以降まだまだ全国各地で開催されていく各分科会や学術集会、学術総会(全国大会)の開催案内、そして、教育セミナー初級編を終了された会員への中級編へのステップアップが呼びかけられ、無事閉会となりました。