第29回JSBMフォローアップウェビナー≪大阪ハイブリッド開催≫
本会のフォローアップセミナーは、 (一社)日本超音波骨軟組織学会の学会認定資格を取得されている皆様と、本会で中心的な役割を務められている講師の方々との情報交換と交流を深める他、皆様の継続的なスキルアップの一助とするために開催されているものです。
従来は対面のみとして開催されていましたが、コロナ禍で生まれたオンラインによる参加に関しては会員様からのご要望も多くある為、継続して対面とオンライン(ZOOM)配信を併用したハイブリッド型式にて開催いたします。Web上での配信に於きましては、不測の事態が生じる可能性もございます。その際は、ご容赦くださいますよう何卒お願い申し上げます。
尚、対面で参加する為には、今まで通り“学会認定資格を取得されている会員のみ〟と致しますが、オンラインでの参加は受講資格の垣根をなくし全会員を対象として実施いたします。
さて、今回の開催内容ですが、講演を2題ご用意しています。
1題目は「基調講演」として、大阪歯科大学歯学部解剖学講座 特任教授 荒川高光先生によりご講演いただきます。
荒川先生は、日本解剖学会(評議員),日本基礎理学療法学会(評議員、人体解剖学実習検討委員会・委員長)など多数の学会で御活躍され,『運動学×解剖学×エコー 関節機能障害を「治す!」理学療法のトリセツ』や「標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 解剖学 第5版」局所解剖学と体表解剖学(分担),「人体の構造からわかる看護技術のエッセンス」安楽な姿勢・歩行を支える援助技術(分担)など多数の著書を出版されておられます。
この度は,我々がリアルタイムで臨床上の疑問であり,いま科学が待ったをかけている筋損傷に対するアイシングの効果について動物実験のデータをもとに検証し,これまで常識とされてきた“アイシング神話”の是非を、科学的視点からご講演いただきます。
2題目は「フォローアップ講演」として、本会理事の徳田仁志先生により講演いただきます。徳田先生は接骨院を開業されている傍ら、金沢大学大学院 機能解剖学で基礎研究に取り組まれておられる等、運動器エコーのエキスパートによるお話は必見です。
演題は『機能回復のカギはここに!滑液包からの手紙 ~いつも負荷ばかりかけてすんまへん~ 』とされています。今回は,滑液包の解剖学的構造と生理機能に加え、滑液包からの声に
耳を傾け、生体に何を訴えているのかを分析し,滑液包炎の原因、症状、判断方法についてもヒントとなる情報を提供していただきます。特に肩のような代表的な滑液包,病態と臨床対応を取り上げ,運動器分野における滑液包の理解の重要性についてご報告いただきます。滑液包に特化した講演は非常に稀であり,視聴体験満足度が高いと思われます。
最後のプログラムは「フォローアップハンズオン‐実技編‐」とし、メイン観察部位を『 滑液包 』と定め、メインとする観察部位を集中して学んでいただきます。
当日は参加される方々ご自身に実機で講義内容を画像描出いただく方法で行い、講師による教育セミナーシリーズ全般の主要なポイントについても、基礎知識や基本技術の確認を行いながら実技演習も実施する等、対面参加者全員での復習を行います。
さらに当日参加される方々から臨床に沿ったディスカッションを行いながら、講師による実技プレゼンテーションも同時に行います。今後、臨床運動器系超音波技師の取得を目指す方のみならず、エコー解剖、実技のアップデートされたい方は是非ご参加ください。
- 注1)
- オンラインでの参加に限り、参加対象を全会員とさせて頂きますが、本会認定資格の参加費割引等は適応されません。
- 注2)
- オンラインでの参加の方は『講演のみの視聴』となり、プログラム最後に用意されている実技講演(「フォローアップハンズオン 実技編」)の視聴は出来ません。
開催日程
日時 | 令和7年6月15日(日)10時00分~16時00分 |
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会場 | 新大阪丸ビル別館5階 5-2号室 ※オンライン参加はZOOM |
大会会長 | 奥山 建志(JSBM理事) |
基調講演 | 荒川 高光 先生(大阪歯科大学歯学部解剖学講座) |
フォローアップ講演 | 徳田 仁志 先生(金沢大学大学院機能解剖学分野、かなざわみなみ接骨院) |
パネリスト(Web) | 山田 直樹(JSBM会長) 勝田 浄邦(JSBM理事) |
パネリスト(現地) | 奥山 建志(JSBM理事) 立山 直 (JSBM理事) 山根 款(JSBM評議員) 守永 和哉(JSBM評議員) |
プログラム
9:00 ~ | 「受付開始」 |
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9:50 ~ | 「開催の辞・オンライン参加の注意事項」 大会長・司会:奥山 健志(JSBM理事) |
9:55 ~ | 「会長挨拶」 学会長:山田 直樹(JSBM会長)(Web) |
10:00 ~ | 【基調講演】 演題: 『アイシング神話にメスを入れる― 動物実験が示す“冷却の落とし穴”と臨床再考 ―』 大阪歯科大学 解剖学講座 特任教授 荒川 高光 先生 司会・座長:守永 和哉(JSBM評議員) パネリスト(Web):山田 直樹(JSBM会長)、勝田 浄邦(JSBM理事) パネリスト(現地):奥山 建志(JSBM理事)、立山 直(JSBM理事)、山根 款(JSBM評議員) 〔要旨〕: 「ケガをしたらとりあえず冷やす」という常識に、いま科学が待ったをかけている。本講演では、筋損傷に対するアイシングの効果について動物実験のデータをもとに検証し、従来の常識に疑問を投げかける。 「冷やすことは本当に治癒を早めているのか?」という根本的な問いに迫りたい。炎症は悪か、それとも治癒に必要なプロセスか。組織修復のメカニズムに基づき、これまで常識とされてきた“アイシング神話”の是非を、科学的視点から再考したい。 臨床現場に立つ皆さんにとって、「なぜ冷やすのか」に対する根拠を問い直す機会としていただきたい。アイシングという習慣にメスを入れ、より根拠に基づいた判断を行うために一石を投じたい。 |
11:30 ~ | 【質疑応答】 |
12:00 ~ | 【昼食休憩】※昼食は各自で用意ください |
13:00 ~ | 【フォローアップ講演】 演題: 『機能回復のカギはここに! 滑液包からの手紙 - いつも負荷ばかりかけて すんまへん -』 金沢大学大学院 機能解剖学分野 かなざわみなみ接骨院 徳田仁志 先生 司会・座長:立山 直(JSBM理事) パネリスト(Web):山田 直樹(JSBM会長)、勝田 浄邦(JSBM理事) パネリスト(現地):奥山 建志(JSBM理事)、山根款(JSBM評議員)、守永 和哉(JSBM評議員) 〔要旨〕: 滑液包は、関節や腱、筋肉と骨の間に存在する小さな液体で満たされた袋状の構造であり、組織間の摩擦を減らし、「クッション役」として円滑な動きを助ける重要な役割を果たしている。しかし、酷使されすぎると怒り出し、「滑液包炎」という形で主張してくることを経験したことのないセラピストは少ないのではないか。 本講演では、滑液包の解剖学的構造と生理機能に加え、滑液包からの声に耳を傾け、生体に何を訴えているのかを分析する。炎症性疾患である滑液包炎は他疾患との鑑別に苦渋することもあるが、原因、症状、判断方法についてもヒントとなる情報を提供できればと考える。特に肩には代表的な滑液包もあり病態と臨床対応を取り上げ、運動器分野における滑液包の理 解の重要性をともに再認識できれば幸いである。さらに滑液包に対する新たな試みについても考察し、今後の研究課題について展望を述べる。 滑液包に特化した講演やセミナーは私自身聴講した経験はなく、本講演は新しい試みといえるかもしれない。地味だけど重要、見えないけど痛い——そんな滑液包の世界を、ちょっとユーモア?も交えつつ真面目に掘り下げていくつもりである。 加えて、講演後に開催される現地でのハンズオンセミナーでは、この「滑液包」の声を聞いたのちにどう対処するのかを実技中心で解説させていただく。本講演を聴講していただいたのちに、耳を澄ますと「滑液包の声」があなたにも届くかもしれない…。 |
14:00 ~ | 【質疑応答】 ※オンライン参加者は、この講演(特別講演)後の退出となります。 |
14:15 ~ | 「フォローアップハンズオン 実技編」 講師:徳田仁志(JSBM理事) ※現地参加者のみ 司会・座長:立山直(JSBM理事) |
15:45 ~ | 【質疑応答】 |
16:00 ~ | 【閉会の辞】 大会長:立山直(JSBM理事) |
当開催による参加ポイントは、現地参加には4ポイント、オンライン参加には2ポイント、本会認定資格の更新単位は、現地参加のみ8単位の付与と致します。
参加申込み開始日時
≪参加申込み開始日時≫ 2025年5月15日(木) 15:00 ~
(日時になり次第、JSBMホームページにある『参加申込みフォーム』の入力が可能となります)
参加申し込みフォーム参加費
対面参加:
会員(学会認定資格者のみ)\7,000
オンライン参加:
会員(学会会員、セミナー会員)\5,000
学生会員 \3,000
- 注:
- 現地参加は学会認定資格を取得されている会員のみとなります。
学会認定資格を取得されている方で現地参加をご希望の場合は、参加費¥7,000、オンラインでの参加をご希望の場合は、参加費¥5,000をお振込みください。 - 注:
- オンライン参加の場合は基調講演のみの視聴となり、実技講習は視聴できません。
- 注:
- 本会認定資格の参加費割引等は適応されません。
参加費振込み期限
2025年6月12日(木) ~15:00
受講方法
Web参加のお申込み、参加の流れ
※ZOOMでのウェビナーとなる為、ZOOMアプリのインストールが必要となります。
- ① JSBMホームページに掲載の〝ウェビナー申込みフォーム〟より参加のお申し込み。
- ② 事務局から『参加申込みの受理メール』を受け取り後、参加費のご入金。
- ③ 事務局より参加費の入金確認メールと共に、ウェビナーの『事前登録』URLを取得し、
該当するウェビナーの事前登録。 - ④ 該当するウェビナーの事前登録後、開催当日、
入室に必要な参加URL(ここをクリックして参加)を、ZOOMより配信されるメールで取得。 - ⑤ 受講する際に用いるデバイスのカメラとマイクのチェックを行う。
- ⑥ ウェビナー開催の開始5分前までに、参加するURL(ここをクリックして参加)を押し入室。
⑤までをウェビナー開催の前日までに終えてください。 開催当日のウェビナー登録(③)は、原則として受け付けません。予めご容赦ください。
≪注意事項≫
本会で実施しているウェビナー(Webセミナー)の動画や画像等が、万が一、録画、撮影等による不正行為、また流出等が発覚した場合には、今後、講師や演者からのご協力がいただけなくなる他、損害賠償などの訴訟問題に発展する可能性があります。 また、不正の当事者となる場合は、個人への責任は免れない可能性もありますので、会員の皆様に於かれましては、くれぐれも不正行為をしないよう改めてお願い申し上げます。
ご使用されるPC等にはマイク、カメラの環境(ノートPC内蔵のカメラ等)が必要となりますので、ウェビナー前日までに必ず使用される機器をご確認いただき、Zoomの動作確認をした上でご参加ください。
Zoomの事前テスト方法 (http://zoom.us/test)
マイクおよびカメラに関しては、原則として必須とさせていただいておりますが、参加される方々の映像に関してはホスト(座長および講師)以外には公開されません。ただし口頭による質問の際には公開されることもあります。非申込者の参加防止の観点からカメラをご準備していただく主旨となっておりますので、どうぞご理解ください。
録音、録画に関しては固くお断りさせていただいております。
お申込みされた本会の会員以外の方が、ウェビナー参加者とともに同一施設や同一デバイスで閲覧することはご遠慮ください。(お申込みされた本学会会員であれば結構です)
Webを用いたセミナーですので不測の事態が生じることもございますが、その際はご容赦くださいます様よろしくお願い申し上げます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
≪概要≫
開催名称 | 第29回JSBMフォローアップウェビナー≪大阪ハイブリッド開催≫ | ||||||||||||||||||
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テーマ | 中級者向け 滑液包の超音波観察法 | ||||||||||||||||||
日時 | 2025年6月15日(日) 10:00 ~ 16:00 | ||||||||||||||||||
会場 | 本セミナーはハイブリッド開催となり、オンライン参加者はzoomを使用します。お手持ちのPC、タブレットまたはスマートフォンによりご参加ください。 | ||||||||||||||||||
参加対象 | 一般社団法人 日本超音波骨軟組織学会 会員 | ||||||||||||||||||
参加方法 | お申込み確認後、参加受理とする方に対しメールをお送りします。 続いて参加費のご入金を確認した後にメールを致します。WEB参加の方には、該当するウェビナーの事前登録URLをメール致しますのでご登録ください。 ウェビナーの事前登録を済ませて頂いた後、開催当日に入室する為のURLをメール致します(なお期日内にご入金が確認できなかった際には申込は取消とさせて頂きます)。 詳しくは上記案内の≪WEB受講方法≫をご確認ください。 |
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参加費 | 対面参加:会員(学会認定資格者のみ)\7,000 ※昼食は各自で用意ください オンライン参加: 会員(学会会員、セミナー会員)\5,000 学生会員 \3,000 ※参加費をお支払いされた方に対しては、後日にアーカイブ配信予定。 |
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定員数 | 定員数は定めませんが、参加枠に限りがありますのでお早めにご検討下さい。 | ||||||||||||||||||
申込日時 | 5月15日(木)15:00 ~ ※定員数になり次第、申込みの受付けを終了いたします。 |
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入金締切日 | 6月12日(木) 15:00まで | ||||||||||||||||||
内容 | テーマとしている「中級者向け 滑液包の超音波観察法」に対し、学会講師により各演題名による超音波観察法を紹介。 | ||||||||||||||||||
演者 |
荒川 高光(アラカワ タカミツ) 大阪歯科大学歯学部解剖学講座 特任教授 神戸大学保健学研究科 准教授 学位 博士(医学)(神戸大学) 徳田 仁志 (トクダ ヨシユキ) かなざわみなみ接骨院 院長 金沢大学大学院機能解剖学分野 博士課程 一般社団法人日本超音波骨軟組織学会(JSBM)理事、認定講師 |
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ご注意 |
≪以下に、ご了承の上でお申し込みください≫
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お申込み方法 |
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ご入金先 (参加費) |
【参加費のお支払い】 6月15日(日)第29回 フォローアップセミナー2025 ≪大阪ハイブリッド開催≫ ≪参加費≫ 対面参加: オンライン参加:
☆銀行からお振込によるご入金 金融機関名:ゆうちょ 銀行(金融機関コード9900) 支店名:〇一九 店(店番号019)「ゼロイチキュウテン」 預金種別:当座 口座番号:0444852 受取人氏名:イッパンシャダンホウジン ニホンチョウオンパコツナンソシキガッカイ ☆郵便振替用紙によるご入金 郵便振替口座番号:00130-4-444852 加入者名:一般社団法人 日本超音波骨軟組織学会 郵便局に備え付けの郵便振替用紙に振込先・住所氏名・金額・振込み内容などをご記入の上お振り込み下さい。 ☆PayPal(クレジットカード)でのお支払い PayPalでのお支払いには、PayPalの会員登録(アカウント)が必要となります。PayPalのご利用方法については、PayPalのホームページ(日本語公式)をご覧ください。 この処理に際して知り得たいかなる個人情報についても、本学会運営以外の目的には利用致しません。 【現地参加:会員】
【オンライン参加:会員】
【オンライン参加:学生会員】
≪ご注意≫ |
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お問い合わせ先 | (一社)日本超音波骨軟組織学会 事務局 TEL:029-838-0884 営業時間:月曜日~金曜日(午前9時~午後12時/午後1時~午後5時30分) メールでのお問い合わせはこちらから |
≪参加申込み開始日時≫ 2025年5月15日(木) 15:00 ~
(日時になり次第、JSBMホームページにある『参加申込みフォーム』の入力が可能となります)
参加申し込みフォーム大阪会場のご案内
令和7年6月15日(日)10時00分~16時00分
新大阪丸ビル別館5階 5-2号室
(大阪市東淀川区東中島1-18-22)TEL. 06-6325-1302
会場へのアクセス

当館に駐車場は併設しておりません。近隣のコインパーキングをご利用ください。
新大阪駅からお越しの方へ
新大阪駅出口のご案内
JR東海道本線 新大阪駅
在来線:東改札口を出て左に直進し、東口⑪へ。
新幹線:南改札口を出て左に直進し、東改札口の前を通って東口⑪へ。
大阪メトロ御堂筋線 新大阪駅
中改札から出て5番出口を直進。
右手の階段を上がり、JR新大阪駅 東改札口の前を通って東口⑪へ。