一般社団法人日本超音波骨軟組織学会  Tha Japanese Society of Bone and Muscul Ultrasound

第14回学術総会(全国大会)

今年で14回目を迎える学術集会(全国大会)は、東京ビックサイトにおいて開催されました。参加者170名(スタッフ含む)を超え、基調講演に加えて一般会員からの発表が9演題ある等、盛況な開催となりました。

日時
2014年10月12日(日)
場所
東京ビックサイト会議棟6階605~608会議室

【開会の辞】

對馬 雅彦 東日本支部長・理事(茨城県)

【会長挨拶】

山田 直樹 学会会長・理事(愛知県)

「本日は台風が近づいており交通がマヒするような予感がしておりますが、多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございます。基調講演に加え、研究発表が9題あると聞いております。研究発表では、日頃の皆様の研鑽を御披露いただく場として、また会場に集まっていただいた皆様は研究発表の内容を明日からの臨床に役立つ情報だと思いますので、十分勉強していただいて明日からの診療に役立てていただけたらと思っております。また本日は沢山の皆様に喜んでいただけるような内容で進めていきたいと思いますので、今日は1日宜しくお願いします。」と当会会長より御挨拶を頂戴いたしました。

【基調講演】

座長:對馬 雅彦 東日本支部長・理事
『膝疾患に対する鏡視下手術』
クロス病院 整形外科部長 長尾 秋彦 先生

講演前半は外来でみられる膝関節の訴え(どういった症状で外来を受診するのか)について、鏡視下手術と従来の膝関節手術との比較。関節鏡手術のメリット・デメリットについて、後半は実際の症例を用いながらご講演をいただきました。非常に興味深い話であり、約1時間と短い時間ではありましたが大変貴重な講演を聞く事が出来ました。

【研究発表 第1部】

座長:川上 泰雄 理事(東京都・写真左)
   矢島 勇 理事(埼玉県・写真右)

太字が発表者(演者)

①「肩関節における加齢性変化の観察‐より実践的な超音波検査実施の為の解剖学的検証‐」
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科肉眼解剖学分野
平川整骨院 平川 敬史(長崎県)
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科肉眼解剖学分野
弦本 敏行(長崎県)
②「膝前外側側副靭帯(ALL)の機能解剖、および臨床的意義-前十字靭帯損傷との関連性-」
かなざわみなみ接骨院、札幌医科大学医学部解剖学第二講座
徳田 仁志(石川県)
札幌医科大学医学部解剖学第二講座
藤宮 峯子(北海道)
③「膝関節半月板嚢腫一症例の考察」
あおば整骨院
柳田 隆泰(茨城県)
④「野球肘内側型・外側型を併発した症例を経過観察しての一考察」
早川接骨院
早川 浩実(千葉県)

【研究発表 第2部】

座長:新井 達也 理事(埼玉県・写真左)・工藤 重孝 理事(北海道・写真右)

太字が発表者(演者)

⑤「静的ストレッチングによる筋性状の変化が運動パフォーマンスにおよぼす影響」
明治国際大学 臨床柔道整復学講座
川村 茂(京都府)
日本体育大学 保健医療学部 整復医療学科
伊藤 嬢(千葉県)
⑥「超音波診断装置によりATFLの解剖-ATFLの形態と骨様組織の確認-」
九州医療専門学校柔道整復師科
勝田 淨邦(佐賀県)
⑦「踵骨骨折における超音波診断装置撮影部位の考察」
おくやま整骨院、森ノ宮医療大学保健医療学部
奥山 建志(大阪府)
おくやま整骨院 柴垣 智啓(大阪府)
        原口 卓人(大阪府)
森ノ宮医療大学保健医療学部 澤田 規(京都府)
⑧「卵殻膜と卵殻を用いた超音波観察-剥離骨折の視点から-」
清戸整骨院
坂本 明広(東京都)
⑨「中臀筋損傷の発見に超音波評価が有用であった2症例」
医療法人アレックス 長野整形外科クリニック
小山 春樹(長野県)
小林 久文(長野県)
相沢 充 (長野県)

今年の研究発表は2部構成9演題のエントリーとなり、各会員から長期にわたる研究成果を発表されました。各発表とも興味深い話が続き、発表終了後にはフロアから沢山の質問が飛び交う場面もありました。時間が足りず休憩時間を使い質問されている方も多く見られるなど、活発な意見交換が行われました。

【会員セミナーの部】

講師:坂本 哲也 学会認定講師(埼玉県)
「教育セミナー」-(肘関節)-
インストラクター:石田 岳彦(千葉県)、早川 浩実(千葉県)、坂本 明広(東京都)
荒畑 勝一(東京都)、 徳田 仁志(石川県)、勝田 淨邦(佐賀県)、佐藤 和伸(東京都)

講師に坂本哲也先生をお迎えし会員セミナーを開催いたしました。
このコーナーに先駆け、坂本先生より超音波観察装置の特徴やルール、用語の説明などの超音波観察の基本を解りやすく説明した他、肘関節に焦点を絞り、各部位の観察方法等を細かく解説。
セミナー後半は参加者が各所に用意された超音波観察装置に集まり、熱心にインストラクターから実戦形式で超音波観察装置の使用方法の指導をしていただきました。

会員セミナーの様子

【優秀発表(最優秀賞、優秀賞)の表彰】

竹市 勝 学会副会長・理事・諮問委員、
国士舘大学教授(東京都)
最優秀賞 「卵殻膜と卵殻を用いた超音波観察-剥離骨折の視点から-」
清戸整骨院
坂本 明広(東京都)
優秀賞「踵骨骨折における超音波診断装置撮影部位の考察」
おくやま整骨院、森ノ宮医療大学保健医療学部
奥山 建志(大阪府)
おくやま整骨院 柴垣 智啓(大阪府)
        原口 卓人(大阪府)
森ノ宮医療大学保健医療学部 澤田 規(京都府)

【閉会の辞、連絡事項】

竹市 勝 学会副会長・理事・諮問委員、国士舘大学教授(東京都)

「昨日、臨床系の超音波技師ということで、新たな資格制度が始まりました。今までの資格のさらに上のレベルの位置づけとなっております。取得していただいた方はそういったスキルがあると学会が証明するものであります。そういったスキルを学会から認定されるように日々研鑽、トレーニングを積んでいただいてスキルを上げていただければと思います」と閉会の辞が述べられ、本学術総会は盛況の内に幕を閉じました。

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