一般社団法人日本超音波骨軟組織学会  Tha Japanese Society of Bone and Muscul Ultrasound

第15回定時総会 兼 第32回 西日本支部学術集会(大阪開催)

2018年5月20日(日)、大阪府大阪市にある富士通関西システムラボラトリ4階大会議室(大阪府大阪市中央区城見2-2-6)に於いて開催されました。本年度の西日本支部としては二番目の催事で、総勢93名の参加者にお集まりいただき盛況に開催されました。

日時
2018年5月20日(日)9時50分から16時10分
場所
富士通関西システムラボラトリ4階大会議室(大阪府大阪市中央区城見2-2-6

【開会・連絡事項】

澤田 規 大会委員長・学会理事

【開会の辞】

山田 直樹 学会会長

「超音波診断装置を使用する際は、何が写るかより何が見たいか」という姿勢である理学所見に基づき施術、学会としては、超音波診断装置を使用して、エビデンスに基づく施術を行うよう活動して行きたい。」とのお話がありました。

【基調講演】

座長:澤田 規  学会理事(京都府)

「運動器領域およびリウマチ性疾患における関節エコー検査の有用性 」

大阪市立大学大学院医学研究科 整形外科学 病院講師
岡野 匡志 先生

学術集会の冒頭では、『基調講演の部』として大阪市立大学大学院医学研究科 整形外科学病院講師 岡野匡志 先生をお招きし『運動器領域およびリウマチ性疾患における関節エコー検査の有用性』と題し、病態を理解する為に関節エコーのポテンシャルを最大限引き出す工夫・努力をすべきとのご講義をしていただきました。参加された受講者は熱心に聴講、質問され、先生には丁寧にお答えいただきました。

※質問者

【会員発表 第1部】

座長:金田 晋  学会理事(愛知県)

発表者 ※印が発表者(演者)

「膝人工関節緩み判別の為のECHOの有用性について」

※濱内 浩一朗(大阪府)
山岡 峻   (大阪府)
山根 款   (大阪府)

膝人工関節の緩みを判別するためには、エコーで動的に撮影することが有用であるとの発表がありました。

「ドプラーモードで膝痛患者を管理する試み~柔整臨床 観察から臨床応用へ~」

※寺原 雅典(宮崎県)

X線による膝痛の病期分類は、柔整臨床現場ではそのまま使うことは出来ない。超音波診診断装置のドプラーモードを使い保存療法のための病期分類を考察すべきではないかとの発表がありました。

「腰椎分離症でECHOにて早期発見、癒合できた1症例」

※山内 優吾(大阪府)
藪野 茉里奈(大阪府)、山根 款(大阪府)

腰椎分離症を理学所見と超音波診断装置を使い、早期に発見し、融合にまで持ち込むことが出来たとの発表がありました。

「膝関節運動時痛へのアプローチについて~エコーによる滑走障害に対する施術法の検討~」

※橋本 高侑(愛知県)
山田 直樹(愛知県)

膝蓋骨表層のリリース操作による変化を検証した結果、LAFSの厚さ増大の原因は、LAFSの機能不全による滑走障害だったこと、リリースにより機能不全は改善したが、エビデンスが得られたとは言えないので、今後多くの症例で検討することが課題であるとの発表がありました。

パネリスト:
大原 康宏(学会西日本支部長)、勝田 淨邦(学会理事)、奥山 建志(大阪府)

【定時総会】

お昼休みを挟み、13時より2018年年度の定時総会が開かれ、すべての議題において可決されました。

1号議案:2017年度事業報告
2号議案:2017年度決算報告、監査報告
3号議案:役員の再任報告
4号議案:役員の新任報告
5号議案:2018年度事業案報告
6号議案:2018年度予算案報告
7号議案:その他報告(認定資格試験対策セミナー実施状況、会誌編集状況等)

今期(2018年度)より理事に就任された山本幸治先生(岐阜県)

【会員発表 第2部】

座長:勝田 浄邦  学会理事(福岡県)

発表者 ※印が発表者(演者)

「柔道整復師養成機関における超音波教育法の検討
―超音波実技を反転教育に導入するための基礎的研究―」

※立山 直(大阪府)
奥山 建志(大阪府)、吉田 翔伍(奈良県)、澤田 規(京都府)

エコーの実技教育に関し、対面授業の動画作成に視覚的な工夫を凝らすことで、反転授業との描出時間の有意差は無かった。エコーの実技教育は、反転授業への応用が可能であると示唆されたとの発表がありました。

「橈骨遠位端骨折に合併したDie punch fragmentの経験
―超音波画像とCT画像の比較検討―」

※玉置 時也(大阪部)
原口 卓人(大阪府)、奥山 建志(大阪府)、澤田 規(京都府)

橈骨遠位端骨折に合併したDie punch fragmentをエコー画像で確認することはとは出来た。しかし、確定的な判断は困難であったため、CTS撮影を検討することが望ましいとの発表がありました。

パネリスト:
山田 直樹(学会長)、大原 康宏(学会西日本支部長)、 金田 晋 (学会理事)

【 教育セミナー 】

-「 肩関節 」-

講師:酒本 哲聖 学会認定講師

◇今回のテーマは「 肩関節 」
午後の「教育セミナー」では、本会の認定講師でもある酒本哲聖先生に講師を務めて頂きました。
実際にモデルの方にプローブを当て、肩関節のエコー画像の描出の為の知識と技術、読影と考察、判断方法を解説して頂きました。
一通りのご説明をいただいた後、実習内容ごとにレベルブースを分け、受講者それぞれのレベルにあったブースで、JSBMインストラクターの指導のもと、実際に超音波画像診断装置を使って、課題として出された対象部位の描出を体得していただきました。

インストラクター:
大原 康宏(福岡県)、山根 款(大阪府)、立山 直(大阪府)
守永 和哉(大阪府)、前田 尚利(三重県)、今西 博昭(兵庫県)

教育セミナー実習風景

【閉会の辞】

大原 康宏  学会西日本支部長

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