一般社団法人日本超音波骨軟組織学会  Tha Japanese Society of Bone and Muscul Ultrasound

第14回フォローアップセミナー大阪開催

世間では開催前日に公開となった「ポケモンGO」の話題で溢れておりましたが、
東京開催に続く、今期回目となるフォローローアップセミナー大阪開催に於いても、
ポケモンに負けずと活気づいた開催となりました。

日時
2016年7月23日 15時から21時まで
場所
新大阪丸ビル別館 3F 3-2号室 (Cタイプ) (大阪市東淀川区東中島1-18-22)

【開会挨拶】

大会長:山田直樹先
講師:山田直樹先生、奥村卓巳先生、小林久文先生

【講師実習】<上肢編>

講師:奥村卓巳先生

○肩関節

骨や靭帯の観察方法を分かり易くデモンストレーションして頂きました。 参加者からの質問にも全て回答していただくなど、前方、後方に於いて隅々まで描出テクニックをご教授いただき、参加された方々も熱心に傾聴されていました。
例: <前方> 烏口上腕靭帯、<後方>後方関節唇 etc・・・

○肘関節

肩関節に続いて肘関節の描出テクニックを披露いただきました。 肘関節に於いても、内側、外側と時間となるまで隅々まで説明して頂きました。

【特別講習】

講師:松崎正史先生 (臨床検査技師)

『前腕回内外による幹部の不安定評価』として、動的評価の有用性についてお話を頂きました。例として野球肘検診のエコー画像をご紹介頂き、指導者や保護者、患者にとって画像を見せて情報を共有化できる事がいかに説得力があるか等をお話頂きました。
また、症例や検査の注意点をもご説明いただくなど、参加された先生方からの質問も多く、非常に活気のある議論が交わされました。
肩関節の症例では凍結肩の診断方法から最新の治療方法などをご紹介頂きました。

【講師実習】<下肢編>

講師:奥村卓巳先生、小林久文先生

特別講習の後は、初めに実施した<上肢編>の続きとして『指関節』の描出方法をご紹介頂きました。 後、理学療法士である小林久文先生により<下肢編>として「膝関節」、「アキレス腱」の描出方法をご紹介頂きました。中でもアキレス腱断裂の患者様に対し、手術、もしくは保存療法かの判断としてでは、“現在は患者の希望次第である〟事には驚きました。復帰時期や患者様の都合で判断しているとの事で、 あくまで患者様の生活に合わせた治療を行う事が適しているとの事でした。

【画像診断比較~MRI、X線、超音波】

講師:小林久文先生 (理学療法士)

続いて、小林先生の座学講義として、今回は「体幹:腹斜筋、腹横筋、脊柱起立筋」についてご教授いただきました。脊柱起立筋と は背骨に沿うように走っている頚腸肋筋や腰腸肋筋など9つの筋肉の総称で非常に大事な筋肉であり、リハビリやストレッチを行う上で欠かせない筋肉であることなどをご紹介頂きました。

【症例検討~ディスカッションと検証】

座長には大会長である山田直樹先生について頂き、会場内からの質疑に対して講師の先生方とのディスカッションを実施いたしました。症例検討としては、事前に参加頂く先生方から検討画像をご提供いただき、ご提示いただいたエコー画像を元に講師、参加者の方々で多くの意見を交換していただきました。

あとがき

フォローアップセミナー大阪開催では閉会を21時とするなど、長丁場に加えて体力的にも大変ではありましたが、受講された先生方の熱心な勉強ぶりには感服するばかりでした。
開催後には、希望者のみで居酒屋に足を運び、本会の有資格者の先生方での懇親の席が設けられました。難しい話が行き交うと思っておりましたが、終始、笑いの絶えない大盛り上がりの宴となりました。
学会を支えて行かれる先生方の輪が、今後も益々広がって行くことを祈念しております。

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